数学の指導内容 [最終更新日:2010年2月4日]

○指導方針
中学1年の数学から東大入試数学まで,すべての分野を指導します。
オリジナルテキストを基本書として使い,
根本にある原理・法則を理解させ,その神髄を伝授することを目指します。

表面的な解法を暗記させて当面のテストを乗り越えさせる,といった方法はとりません。
そのような方法では数学の本当の力はつかないからです。
そして,当面のことだけしか見ないやり方は,貴重な時間を無駄にし,人生を虚しくさせるものだと考えます。

数学は,
本質を理解してしまえば覚えることはほとんど無い,という特質を持っています。
そして,本質が理解できると,もうその知識を忘れることはありません。
単純な原理から自分で導けるからです。

さらに重要なことは,この「本質をギュッとつかむ」スタイルは数学に限らず,
他のあらゆる学問で使われているということです。
「学問」というものの本質と言ってもよいでしょう。
数学はこの
「知」の基本技能を学ぶ格好の場なのです。

このスタイルを身につけた人は,当然に,有能な社会人となります。
大切なこととそうでないことを見分け,物事を動かすポイントをつかめる人は,社会によく働きかけることができます。
これは単に「仕事ができる」というだけではなく,
「賢く生きることができる」ということも意味しています。

もちろん,世の中で数学のテストの点のよい人が「賢い」かというと,そうとは限りません。
また,一般に数学教師と呼ばれている人が本当に「賢い」のかというと,残念ながらそうでない例はたくさんあります。
本物でなくてもその場をごまかすことはできるのです。
でも,本当のことを知っている人・身につけている人は確かにいるのです。
せっかく貴重な時間をかけて学ぶのですから,「本当の学力」を身につけるべきではないでしょうか。
当道場では,道場主の幅広い視野と20年にわたる豊かな指導経験のもと,
数学を通じて,本質を見抜き論理を組み立てる「本物」の思考力を身につけていきます。

○教材
道場主は過去6年以上にわたり,Z会東大マスターコースで使われている中学分野の数学教材を,企画段階から問題作成まですべて一人で行なってきました。
当道場ではその経験に基づいて作成したオリジナルテキストを中学数学基本書として使用します。
単元を効率的に配置し,短い時間で中学時代に固めておかなければならない数学の基礎を学べるようにしてあります。
また,カリキュラムは大学入試を念頭において組まれており,
大学入試センターの問題や東大の過去問に挑戦してもらうこともあります
(中学数学の範囲で十分に解ける問題があるためです)。

高校数学基本書としては既に高い評価を得ている「知恵の館文庫シリーズ」を使い,
基本レベルから大学入試レベルに至るまでを扱います。

○授業
基本書の内容を個別に教授していくのが基本スタイルです。
個々人の進度・特性に合わせて,個別に指導します。
理解度が高ければ,進度を速めたり,レベルの高い問題にもチャレンジしていきますし,
理解がゆっくりであれば,じっくりと基礎を固めていきます。
状況によっては,数人をまとめて講義形式をとることもあります。
道場主は過去幅広い層の生徒に対応してきた経験があります。
さらに,少人数でもあるので,
臨機応変にあらゆる要求に対応することが可能です。
したがって,学校の授業内容についての質問や定期テスト対策,苦手分野の集中特訓などにも応じます。
時間の許すかぎり,徹底的に面倒を見ていきます。

○記述の指導
「計算」は「数学」ではありません。
計算力は当然に必要ですが,それは数学をするための前提であって,数学自体ではありません。
ですから,単に式を書き連ねたものは,数学の答案にはなりません。
式と式を「つなげる」ことができて,はじめて数学の答案になります。
この「つなげる」ことこそが「論理的に考える」ことです。
式の意味を言葉で書き,式と式を言葉でつなげる作業をする中で論理的思考力が鍛えられていきます。

そこで,当道場では,
徹底して記述の仕方を指導します。
これは中学生から高校生に至るまで一貫して行ないます。
授業中に問題演習を行ない答案を作成してもらいます。
そして,その場で添削を行ないます。
結果が正しいことだけでは不十分です。
結果に至る過程を記述してもらいます。
式の書き方,式を書きながら計算を行なう技法といった基礎的なことから指導します。
宿題を課し,それを添削して返却することも行なうこともあります。



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